任意整理の注意点!債務整理に失敗するケースとは?
膨れ上がった借金を減額する方法として有効なのが任意整理です。
この方法は返済する意志はあっても、現状のままでは返済できないという時に選ばれる方法で、債務整理の最もメジャーな方法だと言っても良いでしょう。
借金が免除される事はありませんが、自己破産に比べると制約も少なくて済むので選ぶ人は多くいます。
ただとても魅力的な方法に見えますが、実際にはいくつかの注意点があります。
それらを良く理解した上で利用する事、それが安全に任意整理を行う上でとても重要な事となって来るので、借金があるからといって適当に選ぶ事はやめましょう。
任意整理を行う上での注意点の一つは、これはあくまでも現状を何とかする方法であって今後は自分の行動次第で変わって行くという事を良く理解しておくという事です。
確かに借金の減額はしてもらう事ができますが、また同じように借金をしてしまうと同じ様なトラブルに陥ってしまう可能性も否定できません。
だからこうして借金問題を解決できたのは自分の人生をやり直す良いきっかけとなったと考えて、今後は正しいお金の使い方をする様に注意する必要があります。
もう一つは、正常に返済する事ができなかったという事になるので、ブラックリストに登録されてしまうという事です。
登録されている間は新規借り入れができなくなってしまうので、住宅の購入の予定やマイカー購入、さらに子供の大学進学などでお金が必要と言う場合でも各種ローンの借り入れができなくなってしまいます。
安易に選んだ事によってその後のお金の借り入れに対してかなり影響を与える場合があるので、慎重に利用しなければいけません。
後は、任意整理をするとその申請をした金融機関とは今後取引ができなくなってしまうという事です。
確かに債務者にとっては借金の減額ができるのでとても魅力的に感じるかもしれませんが、金融機関側としては再度融資をしたとしても再び借金返済が滞ってしまったりする可能性があるという事になります。
だから今後融資の申請をしたとしても受け付けて貰えなくなる可能性がかなりあるという事を十分理解しておかなければいけません。
この様に、とても魅力的な方法に見える任意整理ですが、実際にはいくつかの注意点があります。
また減額は全て自分の希望通りになるという訳ではなく、時には全く希望に沿っていない結果となってしまう事もあるという事も合わせて立会した上で行うようにしましょう。